Ruby 3.2 リリースパーティー presented by アンドパッドに参加しました。とても楽しい時間で、新しいRubyのたくさんの機能が楽しみになりました。
今日のスライドです。文字が小さいときはこれをみてください #ruby32_andpad https://t.co/N6yqFME6l2
— Hiroshi SHIBATA (@hsbt) December 27, 2022
WASM
irb.wasmのReline対応がアツい!PRを見てもどうトライすればその修正になるのか、何でそうすれば動くのかわかりません。元気に動いていてかっこいいです。
デモでの表示崩れが気になってデバッグしてました。端末(ブラウザ)が表示できる幅を79文字以下にすると折返しがうまく描画できなくなっていたので、画面の大きさ取得がうまくいってなさそうとわかりました。
Relineでいうとこのあたりです。
irb.wasmではこのあたりでIO.winsizeを上書きしているようです。
横幅を79文字になるようにしてirb.wasmをリロードしてもやはり折返しがうまくいっていなかったので、ブラウザの端末幅を取得できていないのかも?と思いました。 あと縦幅も19行以下?にすると補完を出したときの強制スクロールがうまくなさそうでした。これも固定行で扱っているからなのかもしれません。
WASM について何からどう触っていいか自分はよくわかっていないと感じました。なにかしら触ってみたいけど何からやればいいのか〜な状態なので、ちょっと遊んでみたいです。ビンゴゲームとか郵便ゲームとか楽しそうです。TryRuby的な入力を受け付けて実行する簡単なものを書いてみるといいのかなとも考えています。
debugger
debuggerどんどん便利になっていてすごいです。
irb/debuggerにビジュアライズしたイメージを出すにはRelineでSixel対応が必要そうな気がしました。
以前Sixel対応の話をどこかで聞いたときは、何に使えるんだろう?と思っていたのですが、debuggerとの連携で需要があるのかもしれません。あるいは、作ってみてから用途を考えるでもいいのかもしれません。
そのほか
ReDOS対応、バックトレースの対応、型の話などじっくり聞けてよかったです。当事者から語ってもらえる場がとてもありがたいです。
終わった後少し参加者とお話して、Relineのレビューについて直接フィードバックをもらったり、キーボードの話をしたりとRubyistとの交流もできてとても楽しかったです。フィードバックが嬉しくてやっていきエネルギーが高まりました。自分もどんどんフィードバックしていきたいです。 今年はRubyKaigiやRWCがあったものの、関東で大きい集まりができる機会はあまりなかった気がして新鮮でした。話し足りませんでした。
やっていき
最近 IRB と Reline の committer になりました。 Reline は @hasumikin と同時に、IRB は @hasumikin @st0012 と同時に committer になりました。ちなみに Ruby の committer ではないです。
Ruby 3.2 の明るい話を聞きながら、自分が来年こういう場にいたらどんな話を持っていけるだろうかと思いました。とりあえず、楽しくメンテナンスを続けることが第一の目標です。あわよくば新機能も考えていきたい。そんな感じで今後ともよろしくお願いします。