RubyKaigi 2026参加記

出番については RubyKaigi 2026のLTで発表、関連イベントでDJなどしました - Eggshell で書いたのでこちらは日記パートです。前後の移動も含め8泊9日の旅をしてきました。RubyKaigi 2026は函館開催。せっかくなので人生で行ったことのない青森を経由して8泊9日の旅にしました。

2026-04-18 Sat Day -3

移動日。羽田空港→函館空港→JR函館駅→新函館北斗→新青森→弘前→黒石と移動しました。初の北海道新幹線乗車で、青函トンネル通過はワクワクしていましたが海の下を走っているという実感はあまりありませんでした。鰊みがき弁当が美味しかったのでまた食べたいです。弘前から黒石を繋ぐ弘南鉄道は古い東急の車両を使っていて、つり革にSHIBUYA109の古い広告がありタイムスリップしてきたかのような趣がありました。

黒石ではご当地グルメのつゆ焼きそばを食べました。焼きそばを出汁に浸けて食べる料理。ソースと出汁の相性が意外なほどいい。思い返してみればたこ焼きもお好み焼きも出汁と相性がいいです。相乗効果感じました。宿の近くに銭湯があり、熱いお湯に使って移動の疲れを流しました。

2026-04-19 Sun Day -2

1日弘前観光していました。弘前城の桜がちょうど満開で非常に美しかったです。どこみても桜、そして桜の品種も様々で長く楽しめるように工夫されているんだなあと感じました。弘前の人の桜とりんご好きさがすごい。夜桜もとんでもなく美しく、弘前城の夜桜というのはお掘に反射した桜とその空間を鑑賞することを指しているんですね!ただ夜の桜を見るだけではなく、水面の幻想的な桜を眺めることを指しているのだと知りました。花見してたら気がついたら夜になって蛍光灯に照らされた白い桜を見る...というのとは根本的に体験が異なるということがわかりました。また訪れたい美しい光景でした。

夜に入った居酒屋では黒石豆腐、ホヤ、鰊と行者にんにくの和え物など地のものをたくさん食べました。黒石豆腐は外側は木綿豆腐のような硬さがあるのに中は絹ごしのようななめらかさとコクがあり濃厚な豆腐です。また、居酒屋で使われていたマルシチ津軽味噌醬油がびっくりするほど美味しくて、多分普通の醤油だと思うんですけど、卓上醤油を豆腐に少しかけたらあれっこの醤油めちゃくちゃ美味しくないか、とハッとして醤油単体で舐めてもやはり美味しく、衝撃的でした。大将に聞いてもその醤油をそのまま使ってそうな雰囲気だったので何か出汁を加えたというものではなさそうなんですが、なんであんなに美味しく感じたのかまだ分かっていません。東京に帰ってから注文して、届くのが楽しみです。このお店ではここ数年で最も胃の限界ギリギリまで食べました。

弘前城の近くでがに汁(かに汁)も食べたんですが、蟹の旨味が存分に溶け出しているスープでこれもまた疲れた体に染み渡る美味しさでした。旨味って栄養分あるのかなぁ、多分ないよなぁと思いながらも体に栄養を運んでいくような旨味のスープ。こんな美味しいものがカジュアルに食べられる青森すごすぎる。多分トゲクリガニだと思います。愛媛育ちで関東で暮らしていると、北の海には日常で接しない魚介類がたくさんいるんだなあと知れたことが面白い発見でした。

2026-04-20 Mon Day -1

この日も移動日。黒石→青森→函館と移動。黒石から眺める岩木山は本当に綺麗で、ここに住んでいたら心の支えになりそうなシンボルだと感じました。

青森ではのっけ丼を食べてフェリーに乗船して函館へ。ここで食べた赤貝がめちゃくちゃ美味しかったです。美味しい貝類って臭みがまったくなく、噛めば噛むほど旨味がじゅわっと出てくるように感じます。青森・函館どちらも貝類が非常に美味しかった。

船での移動中に大きな地震がありましたが、幸いなことに特に問題はなく30分遅れで函館港に入港しました。夜は地震の疲れもあって早めに休むことにしました。

2026-04-21 Tue Day 0

桜が満開の五稜郭へ。ラッキーピエロでチャイニーズチキンバーガーを食べました。バンズがごまたっぷりで香ばしい。

午後はハッカソンと開発者会議に参加。最近興味のあるUTF-8のバリデーションをSIMDで高速化できないかという話ができました。実世界の文字列の長さで本当に高速化されるかが肝になりそう、とのこと。

夜は会社の懇親会に参加。DJの練習するにはスタジオ借りるのがいいと聞き、その手があるとは想像もしていませんでした。

2026-04-22 Wed Day 1

RubyKaigi1日目!

いくつか聞いたセッションの感想を。

  • The Journey of Box Building
    • boxがRuby内部のどのあたりに状態を持っているのか分かって面白かったです。Rubyの中身を見ているような面白さもあった。こういうトークがあると、Ruby::Boxの内部実装を知りたい人が後から追いかけるときにとても役に立ちそうで資料的価値も高い発表だと思いました。shioyamaさんが壇上に上がってくるところ最高だったなぁ。
  • Kingdom of the Machine
    • Rubyにおける手書きパーサの困難さの話だと理解しました。構成・演出の妙が光るトーク。こっちに向かって語りかけているなあというのが印象的でした。
  • Digits, Digits, and Digits
    • やりたいからやるという衝動やぺんさんの美学が感じられて楽しかったです!数学の素養はないので、内容の理解は追いつかなかったんですがそれでも楽しくて構成力もすごい。

自分のLTについては上で書いたので割愛。

オフィシャルパーティーではイカ飯が特に美味しかったです。地元の料理食べられるの嬉しい。そのあとは少しWhite Seedに寄って、RubyKaigiビールとRubyistとの会話を楽しみました。やりたいことがある人の背中を全力で押すのは楽しくて困っちゃいます。

2026-04-23 Thu Day 2

  • Programming with a DJ Controller — not vibe coding
    • DJコントローラに釣られて聞きに行きましたがRactorの音を聞くパートに感激しました。そういう形でプログラムからフィードバックを受けることができるなんて考えたこともなかった。
  • Pure Intonation on Browser: Building a Sequencer with Ruby
    • シーケンサ作るの楽しそう。音楽理論やWeb Audio APIの導入にもなってお得。ブラウザで動くというのは使ってもらうハードルが低くていいなあと思いました。

お昼のSTORES CAFE for womenに参加し、去年より簡単な英語は話せるようになってる気がしました...!!ゆるっと1年英会話してた効果がすこーしあった気がします。英語でいうと簡単な雑談は少しできるようになってきていて、技術ディスカッションや英語発表を聞くのは大して変わらずという感じでした。雑談英会話しかやっていなかったので、当たり前ですがやってることしか上手にはならないですね。RubyKaigiの英語発表を聞いて聞く練習をするのもいいかもしれない。

夜もノンアルコールミートアップのSTORES CAFEへ行き、RubyKaraokeへ。SOUL'd OUTが歌えて楽しかったです。

2026-04-24 Fri Day 3

Ruby Committers and the World

AIを使って得たコードは結局自分の責任でpushしないといけないし、OSSの世界は仕事よりも信頼(人間関係の)が重視されてるよなぁなんてことを思いました。

ランチ

やきとり弁当をもらおうと思って早めにお弁当待機列に行ったらgotokenのお弁当が美味しいと聞いてせっかくだからそれをいただくことに。すごく美味しかったです。食べてる間にmruby/cのUTF-8対応をやってくれた人と偶然出会えて会話できて良かった。今回のRubyKaigiで話したい人の一人だったので会えて嬉しかったです。ただ、Day 2のスピーカーだということに全然気づいてなかった...そうと知っていれば聞きに行けばよかったです。

ランチタイムに笹田さんの本屋のお手伝いをしました。お店に立っているといろいろな人とふらっと話せて楽しいですね。RubyKaigiは会場も広くてなかなか会いたい人と会えないこともままあるので、この時間にここにいるということを決めうちしておくのは便利そうです。

午後、今回のRubyKaigiで絶対聞きたいと思っていた藤浪さんのトークを時間勘違いしててすっぽかしてしまって非常にショックでした...ぼんやりしていました。Rubyの正規表現エンジンとEncodingはデータ構造的に密結合しており、書き直しとなるとそこの対応が必須となることと正規表現エンジンそのものも興味があり非常に気になっていました。次から絶対聞きたいトークはタイマーをかけておこうと思いました。

あとはこっそりアリーナ2階でDJの練習をしていました。キーノート終了後にRuby Illuminations 2026の会場へ。

こういったイベントに演者として参加するのは初めてでしたが、Pixivさんの段取りがすごくしっかりしていて安心してパフォーマンスに臨めました。発表者のみなさんの音や光を感じていると、セトリがなんか違う気がしてきてわたわたと曲を変えたりなんやかんやしていました。

解散後にごはんを食べて帰りました。楽しかった。

2026-04-25 Sat Day 4

SmartHRさんの市電LTに参加。RubyKaigiの熱気冷めやらぬ中いろいろなLTを聞けて楽しかったです。北海道に住んでいる人たちのトークが聞けたのが特によかったです。RubyKaigiはせっかく地方開催なのだから、そこに住んでいる人とのコミュニケーションが取れると嬉しい。

市電LT参加後、観光地をさまよっていました。ガクから落ちるタイプの桜があったことが妙に印象に残っています。函館にはああいうタイプの桜があるのか、鳥にやられすぎた結果ガクから落ちてただけなのかわからない。AIに聞いてみるとオオシマザクラとのこと。弘前も含めて様々な種類の桜を見る旅だったなぁ。

夜はジンギスカンを食べました。めちゃ美味しかった。

会期中1度も行けなかったやんちゃBarにも顔を出せて良かったです。この空間にRubyistがいっぱいになっていたのか〜としみじみ余韻を味わいました。疲労困憊で眠すぎたので早めに撤退。

2026-04-26 Sun Day 5

五稜郭付近でカフェに行ったり六花亭で爆買いしたり回転寿司に行ったり、心残りを倒しました。

凍結防止の電熱線か何かが入っていそうな横断歩道

時間が余っていたので函館市北洋資料館に寄ったのですが、かつての北洋漁業のことを知れて興味深かったです。海洋哺乳類や鮭や蟹などの捕獲方法、加工方法、産業などが知れました。北洋漁業、あまりに過酷すぎませんか...?数ヶ月も荒れた海の上で限られた空間の中で共同生活をするなんて想像もできません。カニ工船の船でどのような作業を行っていたかという展示もあり、蟹工船を読みたくなりました。

飛行機機内から100万ドルの夜景を眺めて函館と別れました。

感想&来年へ

旅行の感想としては、弘前も黒石も函館も好きな街になりました。特に弘前はまだまだ回りきれてない場所も多いし、アップルパイ食べ比べもしていないし、弘前城にも登れなかったのでぜひとも再訪したいです。紅葉の季節も美しいと聞いたので秋にも行ってみたいです。

ここで今回食べた中で美味しかったものベスト3

  1. がに汁
    • トゲクリガニの味噌汁、食べたい。。。この味が忘れられなくて青森でも函館でもメニューにカニ汁があれば必ず注文しましたが弘前城の横で500円で売ってたあの汁が一番美味しかったです。大鍋で炊いてるのがいいんでしょうか。よくわかりませんが食べたいです。なんとかして東京でも食べられないでしょうか。
  2. 函館の回転寿司
    • 魚介類って産地で食べるのが安くて美味しくていいですね。
  3. 羊&鹿ジンギスカン
    • 疲れた体に染みる肉のパワー

RubyKaigi本編参加としては発表記録のほうにも書きましたが、準備であっぷあっぷしてしまい本編を楽しむ時間や余裕を充分に確保できませんでした。あと、Day 2は0時ぐらいには帰ったほうがいいですね。壇上で寝落ちしないか心配する羽目になりました。来年は余裕を持って本編を楽しみたいです。宮崎、楽しみだ〜。

RubyKaigi 2026のLTで発表、関連イベントでDJなどしました

2026年4月22日から24日にかけて函館で開催されたRubyKaigi 2026に参加、LT発表してきました。あと関連イベントで初めてDJをしたり、市電でLTをしたりしました。この記事では出番の感想などを書いていきます。

発表

本編LT、サイドイベントでDJ、サイドイベントでLTの3回出番がありました。

LT: Is Ruby's Multi-Encoding Overhead Heavy?

RubyのM17Nでたくさんのencodingが扱えるのは重いのか気になっていたので調べてみました、みたいな話です。結論は重くはないがUTF-8向けの最適化の余地はあるというところでした。PR出す宿題が残っているのでGW休暇中になんとかしたいですし、あと効果測定ももうちょっとちゃんとやってブログにまとめたいところです。

speakerdeck.com

何人かから通常セッションで話せそう/話すべきというフィードバックをもらいましたが、実際通常セッションにこのテーマでプロポーザルを出すかは悩んだところでした。しかしこのテーマで30分楽しく話せるイメージができず、気乗りしなかった*1のでその状態で話してもいいものが届けられるとは思えず、今年は通常セッションのプロポーザルは出しませんでした。

今回の構成としては、HowはCoding Agentがいくらでもやってくれる時代になったので、まあそこはがっつり省いて考え方や測定結果とその解釈といったものに集中するのがよいのではないかという前提でスライドを作っています。去年のキーノートがステップバイステップで誰も取りこぼさないような構成にしたので、情報圧縮全力疾走で振り落とすという対極の位置にあるような発表にしてみたかったのもあります。問い→検証→改善というシンプルな構成ですが情報をギチギチにしてみました。ただ、高速化系は最終的に数字見れば結論がわかりますしLTはせいぜい5分なので振り落とすというのは難しかったですね。通訳さんにはだいぶ申し訳ない発表スタイルになってしまったのでせめてスライドの英語は言いたいことをほぼ全て書くことにしました。

この発表の準備でここ数年うっすら気になってたことは解決できてスッキリできました。LTのプロポーザル出してよかったです。LT出す背中を押してくれた人に感謝です。

DJ

PixivさんのRuby IlluminationsというイベントでDJデビューしました。拙いDJでしたが、聞いてくださったみなさま、関係各位ありがとうございました。本番だと思ったように繋げなかったり、機材の使い方がよくわからなくて(説明はたっぷりしてもらいましたがそもそも本番の機材が何もわかっていなかった)エフェクトかけられなかったりと内心ヒーヒー言いながら繋いでいたのですが、みんながニコニコしながら楽しそうに曲を聞いてくれているのがすぐ近くで見えて、幸せな気持ちになりました。DJって30分の発表よりフィードバックの頻度が多くて人々がどう感じているかすぐ分かってすごい。

セトリ・曲紹介

事前に考えたり練習したセトリと実際に流した曲は全然曲順も曲も異なったのですが、他の出演者に聞いてもそういうものみたいですね。実際に流した曲は、フロアの様子を見ながら盛り上がりそうな曲と好きな曲を適度に混ぜつつ入れていました。BPM下げながら繋ぐの今の自分には無理だと思ってBPM120固定でいくつか繋いだりとか。ちなみに事前に考えていたセトリはこちらです。

どうしてもこれは入れたいと思った曲を紹介します。この曲たちを中心にセトリを考えました。

楽しい美味しいとりすぎてもいい - Lucky Kilimanjaro

去年のキーノートの準備をしているときにヘビーリピートしていました。これを聞きながら、自分が鋭いナイフであれますようにと願っていました。

youtu.be

Orpheus - Mori Calliope

ラップが超かっこいいし、Show me what you really wanna do! なんですよね。

youtu.be

ブレインロット - 東京真中

曲も好きだしダンスが大好きです。MV振付師の人のダンスが音ハメバチバチでかっこよくて最高。

youtu.be

youtu.be

学び

  • USBに入れておく曲はなんぼあってもいい
    • 流してると変えたくなるのでセトリの数倍の曲は入れておいたほうがよかったです。セトリ+数曲しかUSBに入れていなかったので曲が尽きそうで長めのmixにするしかなくなっていました。
  • 本番環境は素で低音が大きいのでLOW切りたいとなる理由が分かりました
    • 家のスピーカーだとLOW切らなくてもわりと平気でした。developmentとproductionはやはり違いますね
  • スタジオ借りて練習すると普段使ってるのより本番に近い環境で練習できる
    • 本番だとエフェクトかける手順が多かったり音量変化の感度が高くて戸惑いました
  • DJは楽しい

市電LT

SmartHRさんのLightning Talks on Hakodate Tram at RubyKaigi 2026というイベントで函館市電の中でLTをしました。参加したかったものの気づいたときにはLT参加枠しか空いておらず、ネタをひねり出して私の好きなRubyKaigi キーノートの好きなポイントを話しました。去年キーノートの準備をするときに過去のキーノートをたくさん見て、人それぞれ様々なことを話していて個性が出ていて面白いし時を経てもなお面白いトークばかりで、過去トークの視聴はいいぞというのを伝えたくて話しました。RubyKaigiの過去の発表はいつでも参照できるようになっていて本当にありがたいです。特定トピックについて調べ物をしたり、発表の仕方の参考にしたりとなんだかんだで年に1度以上は過去の動画を見ている気がします。発表順が一番最後で微妙に時間があまって何名かにマイクを渡して好きなキーノートを聞けて役得でした。人それぞれ好きなキーノートがあるのいいですね。まだ全てのキーノートを見たわけではないので、まだ見ていないキーノートも見たくなりました。

ふりかえり

今年は細々した出番を入れすぎた&準備が全体的に間に合ってなくて本編を楽しむ時間を圧迫してしまい、セッション聞く時間がなかったり集中して聞けなかったりと心残りが多くなってしまいました。家を離れるまでに準備が終わっているようにしたい。。。反省です。

通常セッションで話さないRubyKaigiは物理参加しはじめてから初でしたが、2,3月に発表準備に追われていないのは非常に気が楽でした。その間SQLにハマったり、ONE PIECE全巻一気読みしたり、おうちAI Agentを構築したのは発表準備があればできなかったことでしょう...多分。でも来年は362日の活動の結果を話せるようにしたいなあと思いました。発表するかはともかく、来年の宮崎でのRubyKaigiにはなんらかのやってきたことという手土産を持っていけるようにしたいです。今年のテーマとしてCRubyともっと親しむ的なところを据えており、あんまり考えすぎずに手を動かしていきたい。

*1:もう少しちゃんと書くと、第一に30分情報密度高く話せる気がしませんでした。時間が余りそうだったりHowの話に終始してしまい単調な話になる気がしていました。第二に私にとって大きな新規性がない可能性が高く、調査・実装前からある程度オチがみえているテーマでそれの裏を取ったというような内容でした。どちらかというと発表というよりはブログのほうが情報公開する手段としては適しているのではないかと思い、このテーマが30分の発表という双方向のコミュニケーションの場に適している確信を持てませんでした。

RubyKaigi 2025でキーノートとして話しました

これは2025/05頃に下書きを書いたまま放置していた記事です。少しだけ加筆修正していますが大体そのままです


RubyKaigi 2025 で Ruby Taught Me About Encoding Under the Hood というタイトルで、文字コード、主にUnicodeとRubyの話をしました。

speakerdeck.com

RubyKaigiが松山で開催されると知った時から絶対に発表したいと思っていましたが、まさかキーノートとして喋れるとは思っていませんでした。自分の持てる力を尽くしたと思います。ありがとうございました。

CFPを出すまで

最初にキーノートの打診を受けたのはCFP openの数カ月前でした。そのときは別の発表を控えていたのでとりあえずそれが終わってから考えよう、と棚上げして現実逃避していました。このときにもうちょっと進めておけばよかったです。

その時点ではネタが思い浮かばず、どうしたものかとずっと悩んでいました。悩んでいるものの手が動いていなかったので何も進んでいませんでした。IRB、RelineといったメンテナンスしてるGemの話をすることも考えましたが、1時間話せるほど深い話ができる気がしなかったのと、自分にとってより起源にあたるトピックは文字コードだと思いそちらに集中したいと思いました。キーノート経験者からどうやってキーノートのアイデアを決めるか聞いて、取り組んでる大きいプロジェクトがある人はいいなあと思ったりしました。その時に大きい新機能を入れてコミッタになってキーノートもできるとかっこいいねと言われました。その後コミッタになるとは思っていませんでした。

12月に開催されたRubyWorld Conference 2024では周りの人にキーノートやるかもしれないということは伏せつつRubyKaigiのネタがない、と相談したりしていました。この時点で頭に浮かんでいたのはStringからEncodingを剥がしてみたらどうなるかやってみるとか、Stringの高速化関係のことを考えていたと思います。ある人に相談してみたところ、それは本当に話したいことなのか、と問われました。自分としては見てみたい光景ではありますが、今思うと話したいことではないような気がします。

CFPがオープンした後もあまりしっくりくるアイデアが出ないまま、プロポーザル締め切り1日前の東京Ruby会議12に参加しました。そこで楽しくいろいろな人の話を聞いて、最後のクロージングキーノートを聞いていると突然しっくりくるアイデアが降りてきました。東京Ruby会議12のそれぞれの話からはそこまで直接的な影響は受けていないんですが、たくさんの話を聞く中で発表とはどのように組み立てるものか自分の中で形が掴めたのかもしれません。そこからは無我夢中でスマホにプロットを書いて、その後の懇親会で何人かにプロットを見せながら相談して、いけそうという手応えを掴んでなんとか提出しました。東京Ruby会議12のおかげでプロットが掴めました。ありがとうございます。

また、並行して過去のRubyKaigiのキーノートもたくさん見ました。いつでも参照できるようになっているのは本当にありがたいです。自分の解釈では、RubyKaigiのキーノートではその人が長くまたは濃くやってきたこと、端的にいうと人生の中で重要な部分を占めてきた活動の話が多いように感じました。それでいうとやっぱり自分だと文字コードだなぁと思いました。

過去のキーノートをいろいろと見て、特に影響を受けたのは以下の3つです。

  • Writing Weird Code - RubyKaigi 2024 @tompng
    • 誰も置いてけぼりにしないで技術的な面白さと視覚的な面白さ・楽しさとRubyの可能性を全部表現していて本当にすごい。大好きなトークです。
  • Optimizing YJIT’s Performance, from Inception to Production - RubyKaigi 2023 @maximecb
    • 人生と自分の取り組みを重ね合わせるところ、人間の営み、maximeの真摯さに感銘を受けました。
  • All bugfixes are incompatibilities - RubyKaigi 2019 @nagachika
    • タイトルがメッセージを一言で表していてとてもパリっとしているところから好きです。冒頭の英語での挨拶はこのトークに影響を受けました。また、同じテーマを複数の具体例を使って重ね合わせで表現して一貫性を持った表現にしつつトピックの具体例そのものが面白いという構成も好きです。

提出後

仕事で所属が変わって結構やることが変わったのとそのプロジェクトのリリースターゲットが3月末だったのでだいぶ焦っていましたが、アイデアを掴んでからはほぼ休みなく作業していました。Unicode 15.1.0の対応とUnicode 16.0.0をターゲットにしてとにかくテスト通すというところを目標に作業をしていました。しかしUnicodeの仕様理解、Onigmoの理解、正規表現エンジンの理解、、とやってもやっても本当にやりたいことを理解するまでが遠いのが大変なところでした。正規表現エンジンの自作はやってみたいと思ったときにやっておけばよかったしLand of Lispは積んでないでやっておけばよかったしアルゴリズムとデータ構造の話は眺めるくらいしておけばよかったと少し後悔しました。リストは普段Railsを書いてると意識しないけど正規表現のNodeの構築にはとても使われていました。

プロポーザルの採択通知が来てキーノートとして話すことも確定し、開発も引き続き頑張っていました。2月中旬から3月末まで仕事のピークが来て毎日出社していたので、電車の中で開発をしました。時間が惜しくて駅までの歩きの時間にRubyKaigiのトラックを聞きながら移動していたりしました。Unicode 15.1.0のPRを無事に出したときが一番ホッとしました。そこからUnicode 16.0.0の対応を始めたのですがこちらのほうが結果的には大変でした。Unicode Normalizationの既存実装は最適化が入っていてそのままの形で理解するのが難しく、わからないので1から再実装していました。Unicode Normalizationだけを扱ったRust実装があり、そのライブラリを見つつChatGPTに聞きつつ実装しました。最終的にはテストが通るようにはできましたが、もともと入っていた最適化を切った状態なのでおそらく性能劣化しており、そのままマージできる状態ではありませんでした。

4月からは出社がなくなったので作業に集中できる!と思いきや、生活スタイルが大きく変わったのに慣れず少し気が抜けまてしまいました。数日捗らなかったものの、4月に入ってからはスライドを作り、社内で数回レビューしてもらいました。とにかく図を入れるべし、とレビューしてもらって文字・コードポイント・バイト列の対応をなるべく文字ではなく図にしました。発表の中で文字と言ったときに何を意味するかはそのときどきによって微妙に異なるので。あとは語彙の統一に注意したり。例えば書記素クラスタ, grapheme clusters, grapheme clusterと3種類の表記揺れをしてしまっていたのをすべて書記素クラスタに統一したりしました。アドリブで話すとこういった語彙のブレがおこりうるのでスピーカーノートに全部原稿を書きました。ChatGPTにpdfを読ませて原稿を書いてもらいそれを手直しする方向で書きましたが、1から文字起こしするより楽で整っているので手軽でした。

感想

キーノートの組み立ては難しく、プロットを考えるところが一番大変でした。キーノートは他のセッションとは違って、他のトラックがないので参加者側に選択の余地がありません。基本的には参加者のほとんどが聞くという前提で考えました。 ただ、RubyKaigiの参加者全員を対象にした話は主張がふわっとして面白くなくなる可能性が高いです。初心者から上級者まで面白いと思ってもらえる箇所が1つでもあるようにしつつ、RubyKaigiのコンセプトを抑えつつ、最終的にはRubyKaigiらしく聴衆をいい意味で置いていく、をいいバランスで取ろうとするのは本当に難しかったです。今思い返すと、もうちょっとテクニカルなパートを厚めにしたかったなぁと思います。そこは今後の活動でやっていきたいところです。 55分(スポンサートーク5分が含まれるため)という時間は当初長いように感じていましたが、ちょうど良かったです。30分のトークだと語りきれない、前提だけで時間を使いすぎて本当に伝えたい部分に時間を使えない、と感じることはよくありますが55分は各パートにしっかり時間を使えました。ただ、聴衆を退屈させないとか主張の一貫性を保つとかスライドの図表とかそういう難易度は発表時間に比例して上がってしまうのですが。

1年経って感想

締め切りは必要なタイプの人間なので、締め切りを作って生きていこうと思います。

キーノート開始前の袖から見えるメインスクリーン
RubyKaigi 2025で私しか撮ってない写真(ずる)、キーノート開始前の袖から見えるメインスクリーン

関西Ruby会議08に参加しました

2025-06-27 Day 0

午後から新幹線に乗り、10年以上ぶりの京都へ向かいました。東京からだと意外と近く感じました。

京都駅の看板

京都駅前にあったペンギンの像

ホテルにチェックインを済ませた後は、ANDPAD × 関西Ruby会議08 Day0 晩餐会へ参加しました。東華菜館 で開催され、鴨川のすぐ側という会場のロケーションもさることながら、歴史を感じさせる建物が本当に素晴らしかったです。 特に印象的だったのが、手動式のエレベーター!まるで少女革命ウテナに出てくるようなエレベータで、思わず興奮しました。同卓の人がエレベータに詳しくて色々なエレベータトークが聞けたのも面白かったです。

四条大橋の石碑

手動式エレベータのドア

東華菜館の館内の様子

東華菜館の館内の様子

その後の夜の先斗町散策も風情があって楽しかったです。夜の暗闇の中、ぼんやりとした明かりで灯された先斗町は非常に美しかったです。散策後にネルドリップで淹れた濃いめのコーヒーをいただいたのですが、濃厚さの中にしか感じられない奥行きと、口の中にふわりと残る甘い香りがたまりませんでした。

ネルドリップで淹れたコーヒー

その夜は濃いコーヒーを2杯も飲んだからかなかなか寝付けず、鴨川へ。Xでまだ人がいそうというのは観測していましたが実際に行ってみると思ったより人が残っていました。深夜でもまだ多くの人々が川辺で語らっており、そのざわめきと川の音を聞きながらぼんやりしているうちに、いつの間にか眠気が訪れていました。

深夜の鴨川

2025-06-28 Day 1

Day 1の朝は、浴衣の着付けからスタートしました。

以前から「和装でカンファレンスに参加してみたい」という密かな願望があったのですが、なかなか踏ん切りがつかずにいました。最初にそう思ったのは、おそらく2022年の津でのRubyKaigiでした。当時は「着付けはどうする?」「ヘアセットは?」「発表と重なったら朝が大変すぎるのでは?」といった懸念や、発表者としてスピーカーTシャツを着たいという気持ちもあり、なかなか実現できずにいました。そこから3年越しに、今回の京都という絶好の機会に夢が叶って、朝からウキウキでした。京都は着付けをしてくれるお店が多く、気軽に挑戦できたのも良かったです。事前にさんかく浴衣のススメという本を読んで浴衣への気持ちも盛り上がりました。

今回の手荷物ストラテジーは、かごバッグをメインに、いざという時に着替えられる一式を持ち運ぶという方針でした。PCを入れるとかなり重くなるのでPCは持たず、iPad miniApple Pencilだけで乗り切ることにしました。今思えば、筆記用途以外でiPad miniを使わなかったので、普段持ち運んでいるトラベラーズノート+万年筆でも良かったかもしれません。でも、浴衣はレンタルだったので万年筆のインクが付く危険性のないApple Pencilでメモを取って結果的に正解でした。

ホテルのすぐ裏に着付けショップがあったので、移動が楽で本当に助かりました。浴衣は、以前から気になっていた浴衣*1を一式ネットでレンタルし、持ち込みで着付けをお願いしました。ヘアセットもプラス1000円ほどでお願いできてありがたかったです。自分で着付けるときもこれくらいできるようになりたいです。持ち込みでの着付けだと返却時間を気にしなくていいのも大きなメリットでした。

何年も前に浴衣を着た際は非常に苦しかった記憶があるのですが、今回は快適で良かったです。着付け直後は帯で肺が圧迫される感じがありましたが、次第に馴染んできて苦しさはなくなりました。ただ、背もたれにもたれられないのは少し辛い場面もありました。下駄も、花緒に指を深く入れすぎないというコツを掴んだおかげで、靴擦れせずに済みました。唯一のミスは、Apple Watchのバンドをカジュアルなものにしてしまったことくらいです。それも浴衣の地のクリーム色と馴染んでいたのでそれほどは目立たなかった気がします。

近くのコーヒーショップでモーニングを済ませ、いざ会場へ。京都は街なかの小川も綺麗で、歩いているだけで気持ちがいいです。

Coffee Base BnAのモーニング

小川

先斗町歌舞練場

スポンサーのぼり

会場に入って知り合いと挨拶しているとMatzが記念撮影中とのことで、一緒に撮影していただきました!何気に初めてのツーショットで嬉しかったです。津のRubyKaigiでもらったうちわ*2も持参して、朝からテンション高めでした。浴衣はやはり暑いし動きにくいですが、それ以上に楽しさが勝ります。

Openingから花道を音楽と共にydahさんが登場し、飴が飛び交う演出は最高でした。桟敷席も思った以上に見やすかったです。

開演直前の様子

開幕!

pockeさんのトークは、丁寧な問題解決のプロセスと好奇心が絶妙にミックスされていて素敵でした。

お昼は会場すぐそばのお店へ。デザートの甘夏か何かのゼリーが絶品でした。果実をまるごと使ったゼリーは本当に美味しいですね。

会場2階。鴨川がよく見えます

鴨川

甘夏のゼリー

鴨川をどりの看板

桐生あんずさんの発表も心に残りました。花道から登場する際は緊張されているように見えましたが、話し始めるととても楽しそうで、引き込まれました。緊張を和らげるための仕込みをしっかりされているのもテクニカルだなと思いました。発表中、目があった気がしていたのですがどうやら気のせいではなかったようです。自分も参加した「やんちゃクラブアドベントカレンダー」がきっかけでPodcastを始められたというエピソードもあんずさんらしい行動力の発揮の仕方だなぁと感じました。

八木さんのアートも素晴らしかったです。普段使っている道具で、普段は想像もしないような表現を生み出すのは本当に素敵です。そして松田さんの話は、明らかに途中でタイムアップになった感が満載で、あれはずるい!

本屋ブースでは自分でSTORES レジとSTORES 決済を操作できました。また、金子さんから直接『LR Parser 入門』を購入できたのも嬉しい収穫でした。

クロージングまでネタが満載で、最後の最後まで楽しませようという気概を感じました。まさかのアンコールには笑ってしまいました。会場も一体となったカンファレンス作りだったような気がします。

フィナーレ

緞帳

After Partyの後は、一旦浴衣から洋装に着替えてビアバーへ。そして夜はまた鴨川へと向かいました。

2025-06-29 Day 2

Day 2は、今回の大きな楽しみの一つだった叡電LTへ! これがもう、最高に楽しかったです。あの瞬間にあの場所にいなければ絶対に味わえない、一期一会感に満ちた体験でした。「路面電車を貸し切ってLTをする」なんて、素晴らしい!最高!makicamelさんのRails on Railsな発表は本当に良かったです。喋ってる内容はほとんど聞こえなかったんですが一番インパクトがありました。流れていく車窓の風景も美しく、時折入る観光スポットの紹介もいいアクセントになっていました。本当にあっという間の時間でした。

るびぃ仕様の叡電

待ち合わせ

ゆゆ式コラボの缶バッジ

叡電LTの後は特に予定を決めていなかったので、ラーメンを食べに行くという集団に便乗させてもらうことに。行き先が一乗寺だと知ったのは電車に乗ってから。一乗寺には恵文社という本屋があることが分かってテンションが上がりました。 一乗寺に着くと皆それぞれの店に分かれ、私は醤油ラーメンをいただきました。朝からコーヒーを飲んでいなかったので、その後はバステトコーヒーへ。ここのコーヒーが本当に美味しくて、家の近くに欲しいと心から思いました。コーヒー豆とステッカーもしっかり購入。

麺屋 聖の醤油ラーメン

バステトコーヒーのアイスコーヒー

そして、10年以上ぶりに恵文社一乗寺店へ。本の選定に意志を感じる本屋って最高だな…!と感動し、気づけば大量に本を買っていました。この後、この本の重みで大変な思いをすることになります(送ればよかった…)。本はただたくさん並んでいるだけでなく、未知の本との出会いの場なのだと、本屋の持つパワーを改めて感じました。家の床に積まれた本たちも、ちゃんと手に取れるように並べたくなりました。

一乗寺、ラーメンもコーヒーも美味しいし、恵文社もあるし、いわゆる観光地とは少し違う落ち着いた雰囲気で、すっかり好きになってしまいました。

その後は内藤商店へ。ここも10年以上ぶりです。コーヒーミル用の掃除ブラシと玄関用のほうきを購入しました。「こんなに周りは都会だったっけ」と、記憶の曖昧さを感じたりもしました。大好きなトラベラーズノート京都店にも立ち寄り、限定品や体重が刻まれた京都限定チケット(謎)などを購入。このお店が入っている建物自体も非常に格好良く、地下鉄直結で便利なのも良かったです。

鴨川の鴨

毎日見てた鴨川

トラベラーズファクトリー京都店のある新風館の中庭

このあたりで荷物の重さが限界に達し、破滅気味に。京都駅に着き、少し時間があったので伊勢丹で浴衣を眺めたり(絞りはやはり高価ですね…)。もはや荷物が重すぎてまともにお土産を探す気力もなく、とりあえず目についた八ツ橋を購入。新幹線のホームではまいむさんとすれ違い、名物の「シンカンセンスゴイカタイアイス」も無事ゲットしました。

柿の葉寿司とシンカンセンスゴイカタイアイス

車内では本を読むつもりでしたが、肩こりと疲労で文字を追う気になれず、ほとんど寝て過ごしました。なんとか無事に帰宅し、関西Ruby会議が終わりました。

ふりかえり

今回の関西Ruby会議は、めくるタイムテーブル、花道のあるステージ、そして叡電LTなど、企画の随所に「この場所、この瞬間にしかできない体験を届けたい」という主催者の方々の強い意志を感じる、本当に素晴らしいカンファレンスでした。

タイムテーブルの作り方一つとっても、RubyKaigiやKaigi on Railsとはまた違う、「自分たちが見せたいカンファレンスの姿はこれなんだ」というメッセージが伝わってきました。

参加できて本当に良かったです。心の底から楽しみ、たくさんの元気をもらいました。私も、日々の仕事や活動を楽しくやっていきたいなと、改めて思える旅になりました。

あとこれがきっかけで浴衣にハマりはじめました。着付け練習をがんばります。

*1:岡重の綿絽の梅椿柄

*2:三重県指定伝統工芸品「日永うちわ」のRubyKaigi 2022版のノベルティ。扱いが雑で骨を何本か折ってしまいショックでした...

松山飲食情報・喫茶店など

ref

これは何

行ったことあっておすすめの飲食店

住んでたの10年くらい前なのと当時そんなに巡ってないのであまり知らないです。

コーヒー

その他

おすすめの魚介類

太刀魚(塩焼き)、たこ、鯛

RubyKaigi 2025 松山宿泊おすすめエリアと移動手段

これはなに

元地元民による、松山の宿と移動手段をどうすればいいか分かる記事

市内マップ

sylphさんのまとめがわかりやすい。このマップに沿って、各エリアの簡単な解説を下に書く。

gyazo.com

会場までの移動手段

会場最寄り駅は「南町(Minamimachi)・県民文化会館前」駅。 道後温泉行きに乗れば着く。

https://www.iyotetsu.co.jp/rosen/map/rail_shinai/rail_shinai_all.pdf より引用

会場付近には宿はほとんどない。

市内は路面電車、バスが走っているけど、RubyKaigiの朝の移動ラッシュをさばけるほどではないと思う。徒歩になるかも。

路面電車Suicaなど交通系IC利用可。終電は22時ごろ。

https://www.kenbun.jp/access/#content04

③④ 大街道・一番町 🌟

会場まで徒歩20-30分 路面電車で10分

最寄り駅「大街道」のエリア。 ビジネスホテルも多く、道後温泉エリアほど高くないのでオススメ。温泉付きホテルも少しある。 各種懇親会もこのエリアで行われる可能性が高い。

路面電車で会場まで行くと早いけど会場への移動のピーク時間に乗れるかは怪しい。

⑤勝山町 🌟

会場まで徒歩15分 路面電車で6分

最寄り駅「勝山町」のエリア。取れればこのあたりは便利だと思う。会場にも少し近くなるし繁華街も近い。

松山市駅

会場まで徒歩40分 路面電車で20分

最寄り駅「松山市駅」のエリア。「松山市駅」と「JR松山駅」は別物なので注意。松山市駅のほうが栄えているし会場に近い。 路面電車の実質始発駅なので多分乗れる。 会場に行くのは遠いけど、繁華街からは近いので帰りは楽そう。

道後温泉

会場まで徒歩10-15分 路面電車で5分

会場へのアクセスはいいけど観光地なので高い。会期中にホテルでゆっくりするなら合いそうで、毎日夜何かしらのイベントに行ってホテルでは寝るだけの人には割高かも。

会期前後にはオススメ。道後公園もあるし雰囲気は抜群。

ちなみに、道後温泉は混んでるときに行くと芋洗い状態になり体験が非常に悪い。混んでいる時間を避けるか、飛鳥乃湯など公共の別の温泉がおすすめ。

道後のファミマから北に行くルートはいかがわしい

⑦JR松山駅

会場まで徒歩50分 路面電車で30分

路面電車を使う前提ならありだが、流石に遠くて不便な気がする。

JR松山駅周辺はそれほど発展していない。松山市の重心は松山市駅〜大街道エリア。

最近JRの駅舎が新しくなった。

松山への移動手段

  • 飛行機
  • JR(岡山経由)
  • 高速バス
  • フェリー(広島・呉、小倉、柳井)

東京、大阪、愛知、福岡、鹿児島とは直通便があるため飛行機がおすすめ。松山空港は市街地から車で30分ほどの位置にあり、主にバスで移動する。

JRは東京からは6時間ほどかかり乗り換えが必要。東京-岡山3時間半、岡山-松山2時間半。 サンライズ瀬戸で高松まで行く手もあるはあるけど、前日入りで高松で観光兼休憩して移動するのがいいかも。

広島・呉・小倉・柳井に近ければフェリーも便利。瀬戸内海は穏やかな海だから揺れないことが多いし、広島・呉⇔松山便の船は2020年に新しくなった船が運行してて、これに乗れるととても素敵。全便新しい船ではないのでこれに乗りたい場合は時刻表を調べていくとよいです。 https://setonaikaikisen.co.jp/seapaseo/

小倉-松山は夜行で7時間。隔日運行なので注意。 2025年6月30日(小倉港発)で運行終了してしまうので、乗るなら今のうち! http://www.matsuyama-kokuraferry.co.jp/contents/timetable.html

自家用車の場合は尾道から今治を結ぶしまなみ海道経由がおすすめ。非常に眺めがよく、天気がよければとても気持ちよくドライブできる。 しまなみ海道は高速道路だけど自転車、原付、徒歩専用道が併設されていて横断可能。

2024年の振り返り

やってたこと

  • 1月
    • RubyKaigi Speakers
    • Reline
  • 2月
  • 3月
  • 4月
    • 転職
    • RubyKaigi準備
  • 5月
    • RubyKaigi登壇
  • 6月
    • RubyKaigiの感想読み漁り
  • 7月
    • RubyKaigi Speakersを作った
  • 8月
    • 大阪Ruby会議04
  • 9月
    • 自社テックカンファレンス登壇
  • 10月
  • 11月
    • RubyConf登壇
    • Reline レビュー
  • 12月
    • RubyWorld Conference参加
    • Reline レビュー
    • 英語

印象に残った本

ほとんど本は読まなかったか、拾い読みしていた。

印象に残った漫画

  • JM
  • 呪術廻戦
  • その着せ替え人形は恋をする
  • 追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフ謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~
  • レッド
  • HUNTERxHUNTER
  • メイドインアビス
  • メダリスト

見た映像

やったゲーム

参加したイベント

その他

2024年の雑感

転職して環境が大きく変わった。といっても基本はリモートワークで出社は多くて週1,行かないときは月に1回も行かないみたいな調子だったので物理的な環境はそれほど変わっていない。開発対象もRailsなので技術的に大きく変わったわけではなかった。対してチームメンバー、チームの周りの関係者も増えたことから業務の情報量はぐっと増え、Slackの流量をうまく捌けていない時期が長かった。今ではだいぶSlackの流量に慣れてきた。予約ドメインは思った以上に複雑になりがちで、シンプルに保つのが大変ということがわかった。あとは自社テックカンファレンスのオーガナイザーとして4ヶ月ほど活動した。STORES初の自社テックカンファレンスだったので0から作ることになり、大変だったけど自分の関心とマッチして非常にやりがいがある楽しい仕事だった。オーガナイザーの経験を経てカンファレンスを見る目が少し変わって、どんなカンファレンス体験を自分が良しとするのか考えるようになった。採用系のイベントにもちょこちょこ出るようになった。

その他イベントでいうとRubyConfに登壇したのがいい経験になった。アメリカも初だし英語発表も初でドキドキしていたけどなんとかなった。完全に読み上げで挑んだので次に英語で発表することがあれば完全読み上げではなくその場で文をある程度組み立てながら喋れるようになりたいなぁと思った。RubyConfはとてもあたたかい場で、発表して良かったなぁと思っている。発表後すぐに「発表よかったよ!」と伝えてくれる人が多くいて、発表後の緊張の糸がほどけた身にものすごく染みた。質問とかなくても良かったって伝えてもらえるとこんなにうれしいんだなぁと分かった。自分も真似して発表後すぐに感想を伝えるようにしたい。また、アウェーで発表する大変さを知った。時差ボケも文化の違いも言葉の壁もあってホームで発表するほど万全ではいられない。海外からRubyKaigiに来てくれる人たちをホーム側の人間として歓迎したいなぁと思った。自分の英語力が低く英語で会話が成立しなくてもどかしかったので、英会話レッスンを始めることにした。RubyConfで日本語が喋れる英語話者と何人も話して、英語がほぼ喋れない自分にはとてもありがたかったと同時に自分が英語が喋れなくていい理由ないな、と思ったのもある。 RubyConfの会場のシカゴの街はとてもいいところだった。治安も良く、夜にRed Lineに乗った時以外は不安を感じることはなかった。シカゴ美術館はすばらしい空間で、時間の都合で2階エリアしか見られなかったもののたくさんのすばらしい絵画をゆっくり見られる空間に衝撃を受けた。私はカラヴァッジョの絵が大好きなので、人生でいつかウフィツィ美術館に行ってカラヴァッジョを見ようと決心して、Duolingoでイタリア語コースを始めた。

沖縄に行くとか英語で登壇するとか、いつかやりたいと思っていたことをたくさんやれた年だなあと思う。充実していた。

2025年について

  • RubyKaigiやるぞ
  • 手を素早く動かす
    • いろいろ考えすぎてしまって決断を後回しにしがちなところがあるので、とにかく手を動かして素早く進めるようになりたい
    • 意思決定を重くしすぎない
  • コードレビューを溜め込まないようにしたい
    • 仕事もOSS
  • 英語でかんたんな会話ができるようになりたい